ライティングクリエイターの菊地です。私はコピーライティングを駆使したアフィリエイトを実践することで生活を賄えるほどの収入を得ているわけですが、「アフィリエイター」でも「コピーライター」ではなく「ライティングクリエイター」を名乗っています。
なんでコピーライターじゃないのかというと単純に「コピーライターって名前ダセえな」ってのがあったんですw
だって「コピー」っていう言葉のイメージって「パクリ」みたいなのに近いじゃないですか?んじゃもっと良い肩書きはないかな~って考えたのがライティングクリエイター。
単に言葉面の良さだけではなく私が定義する「ライティングクリエイター」はコピーライターとは違います。
コピーライターというのは商業用のキャッチフレーズや売れるための文章を考えるというあくまでもビジネス視点のものですが、私が提唱するライティングクリエイターというのは単に売れる文章を考えるのではなく「文章を使ったエンターテイナー」です。
文章を使って読み手を楽しませてあげることに尽力をする。
もちろんコピーライティングのスキルは商品を紹介する時に絶対に必要なスキルなのですが、言ってしまえば「ただ売れるだけ」にしか過ぎません。簡単に言えば「ファン」が出来ないのです。
ビジネスというのはファンを作ることが非常に大事で、ファンを作れば固定客となって継続収入を得ることが出来る。でも「ただ売れるだけの文章」を書いてもそれだけではあなたのファンにはなってくれないんです。
ファンにさせるために必要なこと
誰かのファンになる要素というのは色々あります。
・見た目がかっこいい、可愛い
・歌がうまい
・役に立つ知識を教えてくれる
・キャラクターが憎めない
・面白い
等々、最終的にはこれらの要素を複合させてファンを作るのが良いのですが・・・インターネット上で出せる要素というのはどうしても限られてくる。特にブログならそうですね。
まず見た目に関してはネット上に自分の顔を晒すのが恥ずかしいという人がほとんどだし、歌も同じようなもの。
「役に立つ知識を教えてくれる」というのはネットビジネスやアフィリエイトの世界ではファンを作る重要な要素ではあるけどこれを身に付けるのは相当な努力がいるし、競争が激しい。
ユーザーは「役に立つかどうか」というシビアな面で評価するから「もっと役に立つ知識を教えてくれる人」がいればそっちに流れるだけです。オリジナリティが出しづらいんですね。
役に立つ知識を与えることはリーダーにとって必須ですが、もう一つ何かが欲しい。
考えてみて欲しいのですが、ブログを書いている人のファンになるのは役に立つ知識を教えてくれた時よりも
「その人自身のキャラクターが面白い時」のほうが圧倒的に多いでしょう。
例えば「酵素ダイエット」で検索して出てきたページを訪問したとしましょう。最初に見たページにはいろいろ役に立つ知識が書いてある。
「なるほど、消化酵素と代謝酵素ってこんな違いがあるのか!知らなかったなあ~。ほう、効果的な酵素ドリンクの選び方はこうすればいいのか・・・いや~役に立つ知識を教えてくれてありがとう。じゃ!」
おそらくほとんどの人がこうなる。たまに商品紹介のアフィリエイトリンクを踏んで商品を購入してくれる人もいるし、それがそのブログにとってのゴールなんだけどそのブログのファンになることは少ない。
しかし
体重100キロの俺が酵素ドリンク100種類をチャンポンして飲んだらめちゃ痩せる説を検証してみた
みたいなブログがあったらどうだろう?
おそらく全く役に立たないだろうけど、そんな全く役に立たない馬鹿なことをしている人というのがどんな人物なのか気になってくるはず。体重100キロというキャラクターも際立っている。これがファンになるということ。
ただそういう馬鹿なことをするのもなかなか骨が折れるし、尊敬を集められるか?という観点で見ると微妙。
じゃあどうすればいいかって私が考えたのが
「役に立つ知識を与えつつ面白い文章を書けばファンになってくれるんじゃね?」
ということです。これがライティングクリエイトの根本の精神であり「面白い文章の書き方の講座を作ろう!」と思ったきっかけでもあります。
あと「面白い文章の書き方」で検索して見た記事を読んでみると
「それっぽいこと言ってるだけで全然面白い文章の書き方じゃないんだよな~」
と思ったんです。
文章は簡潔に書きましょう、とか。
まず結論を書いてから理由を書きましょう、とか。
主語と述語は明確にしましょう。とか。
国語の教師か!っていうね。
あとは「面白いかどうかは内容次第です。」とかそれ言っちゃおしまいだろ~なんて思ったり、記事によっては「別に面白いことを書く必要はない」とか言ってて「え!?」ってなりました。いやいや「面白い文章の書き方」で記事書いといてそりゃないだろと。
おそらく「面白い文章の書き方」で検索している人は「読んだ人を笑わせたい!」と思って検索しているはず。だったら本当に「読んでいる人を笑わせるような面白い文章の書き方」を書いてやろうと思った次第です。
文章っていうのはエンターテインメントなんですよ。文章だけで感動させることも出来るし笑わせることも出来る。もちろん役に立つ情報を与えるというのは重要だけど
・いかに読み手に楽しんでもらうか?
・いかに読み手に非日常を体験させてあげることが出来るか?
というのを考えるのも文章の書き手のマインドとして必要だと思うんです。つまり「役に立つ情報という素材を使ってどう料理して面白い文章を作ることが出来るか?」ということを考える。
面白い文章の方が読み手の感情に触れることが出来る。感情と記憶は密接にリンクしているので同じことを言っても覚えやすい。
一夜漬けで覚えた化学式や歴史の人物の名前は忘れても過去に体験した嬉しいことや悲しいことというのは今でも覚えているでしょう?それこそが感情と記憶が密接にリンクしているという証拠です。
ただ役に立つ、知識を与えるだけの文章では感情を揺さぶれない。面白い文章を書くことで感情を揺さぶり、読んだ人の脳にあなたが入り込むスペースを無理やりにでも作ってしまえばいいということ。
役に立つ知識が書いてあるだけでファンになってくれるのなら
俺、wikipediaの大ファンなんですよね~!
と言う人がもっといてもおかしくない。 つまりそういうことなのです。
面白い文章を書いてファンを作る
面白い人というのはいつの時代も有利です。
友達も多いし、異性にもモテる。
「あいつ面白いから呼ぼうぜ」ってお声がかかる機会が増える。
「あの面白い人だよね~」って人の記憶に残りやすい。
頭の回転が速いと思われる。
アイドルや女優と結婚できる(適当)。
まー実際の会話となると他の人とのキャッチボールなのでテンポとかも重視しなければいけないし、自分語りの講演会を開く人は嫌われるけど文章なら一方的に読ませることが出来る。
完全に商品を売り込むことが目的のアフィリエイトブログならともかくあなた自身のことを知ってもらうための情報発信ブログならあなた自身のキャラクターを全面に出して自由に書けるんです。
せっかく自分の文章を大人しく読んでくれる人がいるんですから、このチャンスはモノにしないとだめです。仮に街中で
「私の書いた文章めちゃ役に立つんで読んでください!」
って言って紙を配ったってほとんどの人が読んでくれませんよ?
あなたの文章を読んでくれている人というのはそれだけ貴重だってことを忘れないでいただきたい。ただ知識を与えるだけじゃなくて「ついでにファンになってもらう!」という意識を持ちましょう。そうすればそのコミュニケーションは一期一会ではなく継続的なものになる。
私は絵があんまり得意じゃないし動画を撮るのもあまり好きじゃないんでどうやって強みを出すかなーって考えた苦肉の策でもあるんですけどね。
だからこのブログにはイラストとか図はほとんど使っていないしどうしてもそれがないと分かりづらいって時以外は使わなくてもいいかなーなんて思ってます。
ある人は動画を撮ったり、ある人は仮想のキャラクター同士の会話形式にすることでオリジナリティを出そうとする。確かにそれは有効な手段なんだけど、私はあえて「自分の文章」で面白くしてオリジナリティを出すことに尽力したい。
もちろん私自身もイラストを使ったり動画を撮ったりすることもこれからあるだろうけど、やっぱりコンテンツには「文章の面白さ」がやっぱり必要だと思うんですよね。
それに動画を使ったコンテンツはもはや当たり前になってきていて、なかなか差別化がしにくくなってきている。だからこそ基本に立ち返って「文章で面白くすること」を考えるべきだと思うのです。
面白い文章と面白くない文章では前者の方が読まれるに決まっている。
究極的には文章さえ面白ければ動画や仮想のキャラクター同士の会話という小手先のテクニックは必要なくなる(と思いたいw)。
面白い言葉には「法則」がある
んで幸いなことに、面白い文章とか面白い会話って別に特別なセンスが要るわけじゃなくて「法則」で成り立ってるんですよ。つまりその法則さえ覚えてしまえば、あとはそれに当てはめていくだけ。特別なセンスなんて要らない。
これは私が高校生の時に「爆笑オンエアバトル」というNHKのお笑い番組を録画して繰り返し見て気付きました。
お笑い芸人たちが繰り出す面白い言葉の数々にはある「法則」がある。そのことに気づいたとき自分の中で「面白いことを言うとは何か?」ということがスッと腑に落ちた。
例えば「同じことを2回言う」というもの。いわゆる「天丼」というやつです。ただ同じことを言っているだけなのに笑ってしまうというこんなに楽なことはないですね。さらに言えば天丼の後の3回目にさらに変化させたものを言うことで「三段落ち」へと昇華することが出来る。この辺りは個別のライティングクリエイト講座で詳しく話そうと思いますが、これぞ正に法則そのものなんです。
この時に気づいた法則というのは私の中で未だに核となって生き続けていて、それが文章だけでなく日常会話においても自分というキャラクターを作っている。
「面白い文章を書く」というのは何も相手を爆笑させる必要はありません。
本当は「爆笑」という言葉は複数人が笑う時に使う言葉ですけどね。たまに「〇〇の本来の意味は~」って言いだす林先生みたいな人がいるから一応言っておきますw
私は言葉の本来の役割というのは「伝えること」にあると思うので、正しい言葉を使うよりも
「その方が伝わりやすいなら」
間違った言葉でも使って良いと思っています。ま、この話はこの辺にしておきますが。
まず私自身も毎回のように「面白い文章を書こう」と思っているわけではないし、説明をする時は淡々としていることもあります。変なこと言わないでちゃんと説明したほうが良いこともありますからね。
根本にあるのは「より覚えやすくするにはどう書けばいいか?」というおもてなしの心です。
その中で妙な例えとかを使ったりもしますが。
ほんのちょっとだけクスっと笑わせるとか「なんかこの人面白そうだな」と思ってもらうだけでも十分。それだけでも相手の記憶に残るし、そもそも過度にギャグを入れたりボケまくってると「この人頭悪そう」とか思われてファンにはなりづらいので。この辺りは日常会話でも同じですね。
ただ法則を身に付けるだけであなたのファンが増えるとしたらこんなに楽なことは無いですね。ライティングクリエイト講座は
「動画にして喋るのは苦手だし、イラストや図も面倒・・・なんとか文章だけで読み手を引き付けたい!」
という人に向けて「面白い文章の書き方」を手助けできるものにしていこうと思います。
現時点で構想にあるのは
「フリとオチ」「自己開示と本音」「天丼と三段落ち」「遠回しに言う」「例え」「ダジャレと洒落」「キャッチフレーズのオマージュ」「限定的不合理」「インプット」
このあたりですね。見ただけではちょっと意味不明なものもあると思いますが、完成してからのお楽しみということで。また思いついたらどんどん追加していくつもりです。