ライティングクリエイターの菊地です。

 

今回は心理学の効果として有名な
「カクテルパーティー効果」についての話です。

 

カクテルパーティー効果について調べていくと、大体

「名前を呼んであげると成約が高まりますよ」

という薄っぺらい情報をアフィリエイターが書いていますね。

 

こちらではもう少し踏み込んで

・ながら歩き、ながら運転とカクテルパーティー効果
・血液型占いとカクテルパーティー効果
・ビジネスに使える情報を取得するカクテルパーティー効果

などについてお話していきたいと思います。

カクテルパーティー効果とは

カクテルパーティー効果というのは何かというと、辞書的な説明をするなら

「音声」という耳から入る情報に対しての「選択的注意」の現象のことです。

 

簡単に言えば

「うるさい場所でも自分が興味のある内容の話は聞こえてきますよね」

というものです。

 

自分の名前、自分の出身地、知人の名前、好きな芸能人、といった
「自分が興味のあること」は騒がしくても聞こえて来ると思います。

 

「カクテルパーティー」というのは沢山の人が雑談している騒がしい場所の例です。

 

元々、人は「音」に限らず

「自分の興味のある情報を選択的に取得する」

という性質を持っており、このことを選択的注意といいます。

 

これは単純に

「五感から得られるすべての情報を処理していたら脳がパンクしてしまう」

という、情報に対しての自衛の意味もありますね。

 

カクテルパーティー効果というのはその選択的注意を
「聴覚」のみに限定した「選択的聴取」のことであり

 

「オーケストラにおいて特定の楽器のメロディだけを聞き取る」

 

というのもカクテルパーティー効果の代表例です。

 

ただ、多くの人は「聴覚」で情報を手にするのと同時に
「視覚」で情報を手にする機会もかなり多いと思います。

 

書籍、新聞、webサイト、動画、街並み、人の表情や身振り手振り・・・
といった感じで、視覚で情報を手にする機会は本当に多いですよね。

 

よってここからは、カクテルパーティー効果については
「聴覚」に限らずより広い範囲の「視覚」での情報選択を含めた
「選択的注意」のことをお話していきたいと思います。
(便宜上「カクテルパーティー効果(選択的注意)」と表現します)

カクテルパーティー効果(選択的注意)を実際に体験してみよう

カクテルパーティー効果(選択的注意)の例をご紹介したいところですが、
まずカクテルパーティー効果(選択的注意)について実際に体験してみると
話が早いかもしれません。

 

次に挙げる動画の中で

「白いシャツを着た人たちが何回ボールをパスしたか」

というのを数えてみてください。

 

 

 

白いシャツの人達が動画の中でパスをした回数は「13回」です。

 

では、この動画の中で

「クマの着ぐるみを着た人がムーンウォークをしている」

ということには気が付いたでしょうか?

 

恐らく何も意識せずにこの動画を見ていたなら
そのおかしさにすぐ気が付いたはずですが、

「白い人たちのパスの回数」

という情報に意識が向いてそのことに気が付かなかったのですね。

 

これは

「意識を集中すれば情報を選択して取得することが出来る」

というカクテルパーティー効果(選択的注意)の「正」の面を表すと同時に

「他のことに気が向いていると大事なことを見落としてしまう」

という、カクテルパーティー効果(選択的注意)がもたらす「負」の面である
人間の認知能力の危うさを訴えるものでもあります。

 

カクテルパーティー効果(選択的注意)について実際に体験してもらったところで
例を少し挙げていきましょう。

名前を呼ぶ=カクテルパーティー効果?

他のサイトを見るとカクテルパーティー効果(選択的注意)
の例としてよく挙げられているのが

「相手の名前を呼ぶことで好感度を高める」

というものです。

 

会話の中でなるべく相手の名前を呼ぶことで無意識に相手の注意が向いて
自分のことを印象付けられるということですね。

 

ただ、これは単純に名前を呼ばれると好ましく感じる「ネームレター効果」や
繰り返し言うことで印象が深まる「ザイオンス効果」が合わさったものに思えるので
カクテルパーティー効果(選択的注意)の例とは少し違うように感じます。

 

まあ大半の人が「恋愛」に興味があるので
とっかかりのある話にしているのでしょうけどね

カクテルパーティー効果(選択的注意)の例①ながら歩き、ながら運転

「他のことに気が向いて大事なことを見落とす」を良く表す例が
「ながら歩き」や「ながら運転」ではないでしょうか。
これはほぼ「歩きスマホ」や「運転スマホ」のことになりますけどね。

 

上記の動画で

パスの回数を正確に把握しながら黒いクマのムーンウォークに気付けるほど鋭い注意力

を持っているのならまだしも、そうでない場合には
「ながら歩き」「ながら運転」をすれば危険が高まる、
というのは自ら体感したのではないかと思います。

 

ながら歩き、ながら運転についての注意喚起が行われたり
中には罰則規定もありますが、きちんと科学的根拠があってのことなのですね。

 

歩きスマホであれば外部からの危険を察知する注意力が低くなりますし
運転スマホであれば標識に気付く速度が遅れて他の人を危険に晒す可能性が高くなります。

 

極端なことを言うなら

「前から刃物を持った男が走ってきた」

という非常事態の際に歩きスマホをしていれば対応は遅れますし、
その一瞬の遅れが命取りになり得るということは間違いありませんね。

カクテルパーティー効果(選択的注意)の例②血液型占い

前段でお話した「大事なことに気が向かない」とある意味似ているのですが

「自分に都合の良い情報だけを選択して取得する」

というのもカクテルパーティー効果(選択的注意)がもたらす
負の面であると考えております。

 

その良い例が「血液型占い」です。

 

そもそも「血液型占い」というものは能見正比古という人物が最初に提唱したもので、
この人物は医者でも科学者でもなく「文筆家」という肩書きです。

 

そしていまだに「血液型占い」の研究において一致した結論は出ていないのですが、
それでも多くの日本人は

「根拠は無いかもしれないけど当たってる気がする」

と感じていますよね。

 

これは「自分に都合の良い情報だけを選択して取得する」という
カクテルパーティー効果(選択的注意)が大きな比重を占めています。

例えば「A型の人=几帳面な性格」というのは血液型占いでは良く言われますが、仮に

「ノートを物凄く綺麗な字で細かく取っている人」

がいたとして、この人物がそれぞれ4種類の血液型を名乗った時に
どのような感想を抱くかというと

 

①A型  → 「やっぱりAだよね」
②B型  → 「AっぽいBだよね」
③AB型  → 「Aが強く入ってるABだよね」
④O型    → 「AっぽいOだよね」

 

こうなります。つまりどの血液型であっても「A型=几帳面」という図式は初めから崩れないのです。
認知心理学では

「初めから結論が決まっていてそれを裏付ける情報のみを優先的に取得する」

という「確証バイアス」とも呼ばれていますね。

 

どちらにしても、色々な人に血液型を尋ねる中で

「やっぱりAだよね」

という「当たり」の印象だけが残っているため

「なんとなく当たっている気がする」

となるのです。。

 

これはギャンブルなんかにも同じことが言えますね。

「勝った時の衝撃」が強すぎて、
その勝った分が全て赤字になっているのにも関わらず

「まだあの時の勝ち分が残ってるからトータルでは負けていないはず」

と思い込んでハマっていくのが選択的注意であり確証バイアスです。

 

ポジティブとネガティブはどっちが良い?

まあ「都合の良いことだけを取得する」というのは
「ポジティブになれる」とも言い換えることが出来るので
決して悪くないようにも思えます。

 

逆にネガティブになりすぎても、それはそれで苦しいものがあります。

 

主に人間関係においてですが

「あの人は自分のことを嫌っているに違いない」

「他の人には優しいけど自分にだけは冷たい」

 

こんな風にネガティブに考えて、それを裏付ける情報のみを選択的に取得して正当化していくんですね。

 

ただ、私はことビジネスにおいては「ポジティブであること」が必ずしも正解ではなく、少なくともある程度のネガティブさは必要と考えています。

 

なぜなら、相手がどんな不安、心配、懸念、疑問を抱くか?
考え得る全てのネガティブな反応を先読みして払拭すること
こそが成約に結びつけるカギになるからです。

 

そういう意味ではカクテルパーティー効果(選択的注意)によって
自分に都合の良い情報だけを取得するのはあまり良いことではないので注意が必要ですね。

カクテルパーティー効果(選択的注意)の例③ビジネスでの重要な情報の取得

ながら運転、ながら歩き、血液型占いといった具合に
カクテルパーティー効果(選択的注意)の「負」の例を挙げてきましたが
このブログのメインテーマが「コピーライティング」や「アフィリエイト」といった
ネットビジネスなので、

カクテルパーティー効果(選択的注意)をビジネスに活用する

という話も最後にしておきたいと思います。

 

カクテルパーティー効果(選択的注意)の肝は

「自分に関係していそうな言葉に反応してしまう」

ということなので、特定の言葉を投げかけることで

「お、これは自分に関係していそうだな」

と興味を引くというのはある意味カクテルパーティー効果(選択的注意)とも言えます。

 

「名前」以外で具体的に挙げるとするなら

「読んでいる人が抱えていそうな悩み」
「読んでいる人が叶えたい願望」
「読んでいる人が日常で感じているあるある」

などになると思いますが、これは単にビジネスにおいては必須の
ターゲティング」であって、別に真新しいことではありませんし
カクテルパーティー効果(選択的注意)とも少し違います。

 

先ほど例として挙げた

「名前を呼ばれると好感度が上がる」

は、メールマガジンを発行しているのであれば効果的に使えるとは思いますが
これはカクテルパーティー効果(選択的注意)ではなくネームレター効果です。

 

私はカクテルパーティー効果(選択的注意)を対外的にビジネスに
応用する手段は限られてくると思います。

 

私はカクテルパーティー効果(選択的注意)については

「相手に向けてではなく、自分に向けての心理効果として真価を発揮する」

という風に思っています。

 

もっと簡単に言えば

「どれだけアンテナを貼って情報を手にすることが出来るか」

ということに大きく関わってくると思うんですね。

 

例えば飲食店の「お客様アンケート」というものがありますが、
以前の私はこんなものは書きもしなければ見もしないことが普通でした。

 

しかしネットビジネスを始めると「お客様の実際の声」というものが
どれだけ貴重な情報かということかを思い知るようになり、それからは
「お客様アンケート」を積極的に、出来るだけ詳しく書くように
心がけるようになりました。

 

これもカクテルパーティー効果(選択的注意)の一つと言えます。

 

そしてそのカクテルパーティー効果(選択的注意)のおかげでこうして
ブログやメルマガに書いたり、主張の説得力を増すための具体例として
自分の中に一つネタが出来たのです。

 

私がこのカクテルパーティー効果(選択的注意)で一つネタを手にすることが出来たのは

「ビジネスにおいて何が大事なのか気付いたこと」

が理由です。

 

「何が本当に大事なのか」という「指針」を手にしたことで
その指針に沿った情報を得られたということですね。

 

私の場合は「アフィリエイト」だったわけですが、
これは何のビジネスであろうと変わらないと思います。

 

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と感じているのなら、手前味噌ではありますが
私の無料アフィリエイト講座「脊髄」では

「アフィリエイトにおいて何が大事なことなのか気付かせて自分で考えられるようにする」

ということを最大の目的にしているので、
この講座を腑に落とせばカクテルパーティー効果(選択的注意)によって
重要な情報を選択するための指針になるのでは、と自負しております。

 

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